Cardiac intensivist 修練医募集要項
信州大学医学部附属病院高度救命救急センターではスタッフ及び後期研修医を募集しています。
重症化・複雑化した循環器患者に幅広く対応できる循環器集中治療医(Cardiac intensivist)がいま求められています。あなたも当センターで最先端の心血管集中治療を学んでみませんか?
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対象心血管集中治療に興味を持つ循環器内科医、心臓血管外科医、集中治療医
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期間2年間程度(短期の研修についても応相談)
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待遇医員または診療助教(信州大学医学部附属病院の任用規定に従う)
お問い合わせ先
救急科統括医長 宛
- 電話
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0263-37-3018(医局代表)
0263-37-2222(夜間・休日)
私たちの施設では高度救命救急センター内に心血管集中治療室を設置し、専従の循環器医と救急・集中治療医から成る診療チームが心血管救急・集中治療管理を行っています。Closed-styleの心血管集中治療室で集中治療医学の最新の知識や技術を取り入れた管理を行うことが可能であり、Cardiac intensivistの養成には最適な環境です。
エビデンスに基づいたスタンダードな心血管集中治療管理、時にはスタンダードな治療だけでは対応困難な超重症例、特殊例や複合病態への対応が学べます。当施設での研修により、どんな場でも活躍できる“修羅場を踏んだCardiac intensivist”になることが可能です。
心血管集中治療の現況
早期PCIをはじめとする各種治療法の進歩により濃厚な集中治療を要する心血管救急患者は減少しており、それとともに循環器医が心血管集中治療を学ぶ機会が減っています。一方、現代の心血管集中治療には心原性ショック、急性大動脈症候群、院外心停止後の管理、多数の併存症や多臓器障害への対応が求められています。近年の集中治療医学の進歩にはめざましいものがあり、呼吸管理や循環・体液管理、代謝栄養管理、感染症診療、鎮痛・鎮静・せん妄対策など様々な分野で新しい知見が集積されており、心血管重症患者へのさらなる適用が望まれます。
当センターの特徴
当センターには松本広域医療圏から、さらにはドクターヘリ等で長野県全域から重症患者が直接搬送され、機械的循環補助を要する心原性ショック例など多くの心血管重症患者が集約されます。
当センターでは信州大学循環器内科との良好な関係の下、救命救急センター医師(循環器専門医、救急専門医、集中治療専門医)、信州大学循環器内科からのローテート医師から成る循環器診療チームがこれら重症患者の急性期管理を行っています。循環器医にとっては集中治療医、救急医とともに日常診療を行うことにより、心血管患者の多臓器にわたる問題に対して幅広く対応できるようになります。感染対策や早期リハビリテーションなど、多職種連携による集中治療室のシステム構築・管理を学ぶことも可能です。
また、当センターはドクターヘリ・ドクターカーの運行、12誘導心電図伝送、地域メディカルコントロールへの関与など、病院前救急医療に積極的に関わっています。今後重要になると思われる病院前心血管救急医療を経験し、その体制構築にも参画することが可能です。
あなたも当センターで心血管救急集中治療のプロを目指してみませんか?